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経験は宝物。
4月1日になった。
2008年度、平成20年度の始まり。


 「光陰矢のごとし」

まさにその言葉通りで、
時間が過ぎゆくのは本当に早いものだと痛感する。

嫌々ながら精神科に行き、うつ病と病院で診断が下されて一年。
この一年、私はパキシルを飲み続けてきた。

重たい身体を引き摺り会社に行き、
電車でパニック発作を起こし、
会社を休職して。
そして会社を辞めた。

大量の涙を流し、
沢山の睡眠を取り、
いくつもの波を越えてきた。


今では大波がやってくることは無くなり、
たまに小波がやってくる程度になったけれど、
それでも「波」が来ているときは、

 「私は一体何をやっているのだろう」
 「私はこの一年何をやってきたのだろう」
 「一年という貴重な時間を無駄にしてしまった」
 「この先どうなるんだろう」
 「どうしよう・・・」

と、もの凄く焦るし、不安にもなる。


でもここ最近、調子が良いときは、この一年のことも、
極力プラスに考えるようにしている。

 「何事も経験だ」

って。

私がもし鬱病にならなかったら、
世の中の鬱病やそれに似たような病気で苦しんでる人の気持ちは、
絶対に理解することはできなかっただろう。

自分が経験したからこそ、
その辛さを理解できるし、想像できる。

どんなことだってそうだと思う。


   *   *   *


大人は子供に、自分の経験からモノを言う。
自分の経験からその結果を想像してしまうから。

私は、もちろん、こういう助言や年の功って大事だと思っていて、
年長者の話を聞くことを大切にしている。
大切にしているというか、とても好きだ。


けれど、子供だって、自分自身経験してみたいものなんだと思う。
そして経験して、同じ結果が待っていたってそれで一つの勉強になり、
はたまた違う結果が出てきたら、それはそれでまた勉強になる。
助言者、体験者共に勉強になるかもしれない。




私の鬱病の大きな原因は、留学時代にあった。
(その辺の話はカテゴリー「ウツ発症~退職までの話」の最初の頃に書いてあります。)


今になって思えば、
1年の留学期間を終え、日本に帰ってきてしまえば良かったのに、
3年くらいは、という覚悟で行ったし、
周りにもそう伝えていた手前、

 「どうしても日本に帰りたい」 

と思いながらも、なんだかココロの何処かで

 「帰ってはいけない」

 「帰ったら負けだ」

そう思ってしまっていた。
そもそも私は見栄とプライドの塊の様な人間だし。



例えば私が、企業に派遣された駐在員で、
例えば私が、駐在員の奥さんで、
例えば私が、その国が好きで好きで、どうしてもそこにいたいとして、
例えば私が、やりたい仕事がそこでしかできないことで、
もしそうだったら、それは私にとってそこにいる理由になる。

でも私はそうでは無かった。


現地で職を探して、就職しただけ。
自分が理想としていた仕事に近いモノではあったけれど、
今辞めたら一生巡り会えない仕事ではないと思った。


文化の違いを、違いとして受け入れるようにして、
自分のものさしを捨てたけれど、
やはり頭の何処かなのか、精神論なのか、諦めの付かない部分もあった。


「日本は退屈だ」「日本は息苦しい」なんて聞いたりするけど
自分にとって生活の場になってしまえば
退屈さなんて変わらないと私は思う。
旅というのは非日常であって、
だから普段の生活の場と離れていれば離れているほど刺激になり、
そして面白いと思えるけれど
でも、その場で生活を始めたからって、
決して毎日が退屈でなく面白いなんてこともないと思う。
(考えてみたらそれまで、日本が退屈だと思ったことも無いような気がするけど)

そして少なくとも私にとっては、
窮屈な日本で生活することが一種の安堵だったりもする。
私は日本人だから。



そしてまた、一時帰国した際に
家族や親戚に会い、みんなが歳を取ったことに改めてビックリした。
当たり前のことなんだけど、
なんだか哀しいというか切なかった。
考えたくもないけど、私が日本を離れている時に「もしも」のことが起こったら、
私は一生自分を許せない気がすると思った。

世の中の絶対は、命あるものはいつか死ぬということ。

老いたものからの順番ならよし、だと思う。
しょうがないことなんだと思う。

でも、それなのに、自分を許せない、そう思ってしまうのは、
そこにいることが私のpriorityの一番ではないから。
そう気付いた。



その「帰国する」という選択をする時、背中を押してくれたのは母だった。

 「今日本に帰ったからって、この1年が無駄になるなんてことは絶対にない。
  すべては経験であり、その経験はいつか血となり肉となり、
  icoという人間を肥やす糧になる。」


母はそう言った。
その一言が、とても大きかった。
まだまだココロの傷ではあるけれど、実際に、今では糧になっている。




さて。
今、私は快復してきたとはいえ鬱病という病気を抱えている。
うつ病は、罹ったことがある人にしかわからない、とてもとても辛い病気。
でも鬱病は、絶対に治る病気。
事実、どん底だった頃から、私はここまで這い上がってきた。

そしてこのうつ病の経験も、
いつか私の血となり肉となり、私という人間を肥やす糧になるのだと思う。




 「鬱になって良かった」

なんて、そこまでは言えない。

こんな病気はできればしたくない経験だったし、
「未来予想図」の通り、スーツを着てヒールの高いパンプスを履いて、
東京の街を、ひいては日本中、世界中を飛び回っている私でありたかった。
丁度1年前、仕事が楽しくてたまらなくて。(会社には行きたくなかったけれど)
その楽しさを謳歌し、成長している私でありたかった。


それでも経験が多ければ多いほど、
それだけその立場に立って物事を考えられるだろうし、
傷付いた数が多ければ多いほど、
それだけ他人に優しく出来るものだと思う。
肥え、糧が多い人ほど面白みなり深みがあるものなのではないかと思う。



人生に、無駄な事なんて無いと私は思う。

だからこの1年が無駄だなんてことは絶対に無いと私は思ってる。
辛い思いをしたこと、いっぱい泣いたこと、
これらは全て、絶対にいつか私を肥やす糧になると信じてる。


経験は、全て自分自身の人生の宝物なんだ。
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テーマ:モノの見方、考え方。 - ジャンル:心と身体

【2008/04/01 01:55】 | 日々つれづれ | トラックバック(0) | コメント(43)
うつ日和。


「うつ病、パニック発作」から脱却。日々のことや旅のことなど徒然に・・・

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ico

Author: ico
age:33
大学時代はバックパッカー。卒業後海外留学。
日本へ帰国後、半年程の"留学ニート"を経て就職。
ところが働き始めて2ヶ月が経った頃、鬱病と診断されました・・・
パニック発作も起こしつつ、なんとか2ヶ月耐えて働くも、ついに休職。
そして追い出され退職。
周囲の協力の下、なんとか這い上がったはずなのに、気付けばオーバー30、フリーター。
歳は崖っぷち、人生は壁だらけの四面楚歌・・・
でもね、悲観はしてない。
没关系,慢慢儿走!


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