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溢れたコップ  1
(これまでの話は     をお読み下さい。)



よく、花粉症になる理屈の例え話で、"コップ"が使われる。

人それぞれ、持っているコップの大きさが異なっていて
そのコップにどんどん花粉が蓄積されていき、
もうこれ以上入りきらない、って
溢れ出した瞬間から花粉症になるという。

小さなコップを持っている人は、すぐに花粉症になる。
大きなコップを持っている人は、まだまだ大丈夫。時間がかかる。
(私自身は幸いなことに花粉症ではありませんが。)



私の鬱病も、パニック発作も、花粉症と同じように、
ある日、コップが溢れだした。





内科で自律神経失調症と診断されて以降も
私は普通に会社に通ってた。

そりゃ当然辛い日もあった。
起立性貧血はしょっちゅうだし、
めまいはするし、
耳鳴りで、片耳が聞こえづらいこともあったし。
胃が痛いこともあった。


毎日毎日、会社では笑顔で通して、良く笑って、
任された仕事はきちんとこなして。

でも退勤後、自宅の最寄り駅を降りた瞬間から、
独り言を言い、
涙がポロポロ溢れ、
家についても涙と鼻水が止まらなくなって。
ご飯もちゃんと食べず、ただシャワーを浴びて、
タバコを吸ってボーッとして、
そして寝る。

週末は、実家に帰ってのんびりして、
なんとか1週間、頑張って、同じように会社に行く。


そういう生活をしていた。



数週間が経ち、「会社に行きたくない」とひたすら思い、
自分がやりたかった仕事も「どうでもいい」と思い始め、
頭の中では
「会社を辞める」妄想が渦巻いていた。笑
電車の中でも、会社でも、家でも、ドコにいても、
この妄想が止まらなくなっていた。


私のコップは、もう満杯だった・・・・



ある月曜の朝のこと。
どうしてもベッドから身体が起きあがらない。
ひたすら怠い。
「会社休もうかな・・・」と考える。
熱を測っても平熱。

「行かなきゃ」と力を振り絞って、
時間ギリギリで家を出た。
会社は、行くのが当たり前だって言い聞かせて。


午前中、仕事をしてても全然頭が回らない。
集中力がない。
自分一人の個室があれば仕事がもっとできるかも・・・
なんて思いながら、何とかお昼まで持ちこたえた。


一人、ランチを食べに出かけて、ひたすら考える。
「病院へ行こうか。」
「精神科に行こうか。」
食べ物がノドを通らない。

外に出て、心臓バクバクさせながら、
考えて考えて、考え倦ねて、
やっとの思いで、精神科に電話をした。

どうしても行きたくなかったら、バックレればいいと自分に言い聞かせた。


午後は、ひたすらボーッとして退勤時間を待ち、
そして緊張して、
行くの辞めようかと思いながら、
なんとか勇気を振り絞って精神科へ行った。

(初めての精神科の話はコチラ



ドクターと話をして、
「鬱ですね」

と言われたとたん、涙が溢れた。


眩暈も、
立ちくらみも、
吐き気も、
冷や汗も、
動悸も、
身体が痒くなって(皮膚描画症)掻きこわすのも、
「ピーー」とか「ゴォォォーーッ」という耳鳴りも、
眠れないのも、
寝ようと目をつぶると、脳みそがクルクル回ってるような感じがするのも、
言葉がつっかえるのも、
どうしてもマイナス思考になるのも、
心から笑えないのも、
楽しいことがなくなってしまったのも、
遊びに行きたくないのも・・・・

ウツのせいなんだって言われた。


ワガママなんじゃないかって、
気のせいなのかなって、
ただ、自分の我慢が足らないのかなって思ってたけど、
そうじゃないんだって言われた。
これ以上頑張らなくていいって言われた。


「あぁ、私、鬱だったんだ」と、
安心したというのも変だけど、救われた気がした。




「休むことが一番」
と言われたけど、休めないと思った。
薬を飲みながら、会社に行くことに決めた。


会社の人達に、鬱だと知られてしまうのが怖かった。
保険組合から情報が流れてしまったら・・・と思うと恐怖だった。
仮に、会社の人達が理解してくれても、
腫れ物に触るように扱われるのは、嫌だった。



だから、誰にも言わず、黙っていることにした。

自分一人のヒミツにすることに決めた。



そして、私は翌日からも普通の顔して会社に通った・・・

(続く)
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テーマ:うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル:心と身体

【2007/08/08 00:30】 | ウツ発症~退職までの話 | トラックバック(0) | コメント(3)
<<溢れたコップ  2 | ホーム | 自律神経のバランスと漢方薬。(後編)>>
コメント
>Biub様
うわぁーーー長文コメントありがとうございます!
飼い殺し5ヶ月って・・・・ひどいですね。
私だったら発狂してます。
死ぬことも考えてるかもしれません・・・

コップより、タンクに座布団一枚!!
確かに薬でガソリンを少し増やしてあげてる感じです。
ある程度まで増えて良くなったら、
タンクを少し大きくする方法や
燃費をよくする方法を考え出したいものです。
【2007/08/08 21:54】 URL | 管理人 #WCSj23LI[ 編集]
長々とすみません。
コップの話、共感します。
溢れ出したとたんに、糸が切れたみたいで。。。
それと、今になって思うのですが、最初はタンク満タンだったガソリンが、だんだん空になっていって、プスンプスンと調子が悪くなり、その後、ガス欠で止まってしまった。でも、薬とかのおかげで少しずつ足しては空になりの繰り返し。
そんな感じもしました。そして、今もガス欠です。
仕事以外のタンクにはガソリン一杯何ですけどね。そのギャップでまた、自己嫌悪です(苦笑)
【2007/08/08 16:04】 URL | Bulb #-[ 編集]
icoさん
こんにちわ。私も、お医者さんに「うつ病」と診断されたとき、安心するとともに、あぁ~やっぱりか。。。と言う感じでした。
ゆっくり休んでくださいと言われ、職場に診断書を提出するも、産業医の診断ではないと言うことで、受理されませんでした、その後、飼い殺しにされ、結局提出後5ヶ月を経て休職となりました。
続く。
【2007/08/08 15:59】 URL | Bulb #-[ 編集]
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うつ日和。


「うつ病、パニック発作」から脱却。日々のことや旅のことなど徒然に・・・

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ico

Author: ico
age:33
大学時代はバックパッカー。卒業後海外留学。
日本へ帰国後、半年程の"留学ニート"を経て就職。
ところが働き始めて2ヶ月が経った頃、鬱病と診断されました・・・
パニック発作も起こしつつ、なんとか2ヶ月耐えて働くも、ついに休職。
そして追い出され退職。
周囲の協力の下、なんとか這い上がったはずなのに、気付けばオーバー30、フリーター。
歳は崖っぷち、人生は壁だらけの四面楚歌・・・
でもね、悲観はしてない。
没关系,慢慢儿走!


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