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溢れたコップ  5
(これまでの話は、カテゴリー「うつ発症から退職までのハナシ」をお読み下さい)




東京に戻る電車の中も、涙が止まらなかった。
ただボーッと外を眺め、
周囲の人に涙を見られないようにした。


家に着いて、また涙。
お風呂に入りながらも涙。
そして、寝る前も涙がポロポロ溢れてきて、
枕に敷いたタオルを濡らした。

コップが溢れたのと同時に、涙腺まで壊れたみたいだった。


睡眠薬を飲んでも、もうあまり寝られなくて、
朝も早くから目が覚めていた。



やはり、というか案の定、
月曜は会社に行けなかった。
行けないのは既に日曜の夜から、自分でわかってた。


どうしても、ベッドから出られない。

怠い。
身体が重たい。
気持ちが悪い。
眩暈がする。
横になって、目をつぶっても、
波に乗っている感じというか、回ってる感じというか、
とにかくクラクラがとまらない。

熱を測ったら、微熱。


幸いなことに、その日の予定は入ってなかったため、
「もう、今日は休もう」と決めて
会社に「休みます」と電話をしようと思っても、
電話ができない。

携帯を手にして、会社の番号を表示したまま、
時間が過ぎていく。

電話をしないことにはどうにもならない。
心配させてしまう。
会社から電話がかかってきてしまう。

電話しなきゃ、電話しなきゃ電話しなきゃ・・・・



意を決して発信ボタンを押した。
 
 「おはようございます。icoですが・・・」
 「おぉーico君か、おはよう。どうした?」
 「申し訳ないんですけど、今日は体調が悪くて・・・
  お休みさせてください。すみません」
 「大丈夫か??気をつけろよー
  まぁゆっくり休め。みんなには伝えておくから。」

それで終わった。



その後は
「どうして会社に行けないんだろう」
「どうしたらいいんだろう」
「私は何をしたいんだろう」
「会社に行きたくない」
「もう、自分の夢なんてどうでもいい」
「会社辞めてしまいたい」

という自己嫌悪と、思考の渦のなかに引きずり込まれ
布団を被って泣き続けた。


いつの間にかウトウトしたが、
会社のユメを見て、慌てて飛び起きた。



その日は一日家にいた。
本を読もうにもアタマに入らない。
テレビを見てもつまらない。

世の中の全てのモノが精彩を欠いてしまったようだった。



夕方、母に電話した。
 「お母さん・・・今日、会社行けなかった。
  行かなきゃと思ったのに、具合悪いし、微熱もあって・・・」
 「そっかーー。
  そういう時って、何でもなくても熱出たりするんだよね。
  いいじゃない、具合悪いんだから。
  明日は行けそう?」
 「明日は、予定入ってるから行かなきゃ。」
 「うん。じゃー頑張って行っておいで」


また泣いた。
もう、一日中泣いてる状態だった。

ご飯も食べず、薬飲んで、シャワーだけ浴びて。
翌日の準備をして、とっとと寝ることにした。

また脳みそクルクル回ってる感じが収まらない中、
何とか眠りについた。


明日は、先輩と●●に行くから。
絶対に会社に行かなきゃ。
大丈夫。会社、行ける・・・・・・


(続く)
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テーマ:うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル:心と身体

【2007/08/15 04:07】 | ウツ発症~退職までの話 | トラックバック(0) | コメント(8)
<<溢れたコップ  6 | ホーム | 鬱なのか、甘えなのか。>>
コメント
>Bulb様
こんばんわ☆
単純に電話が辛いのか、
後ろめたい気持ちがあるから辛いのか、
何であんなに電話がキツかったのか未だにわかりません・・・
何でもない人にとっては、
「電話くらい」って思うんでしょうけど・・・。
【2007/08/16 02:19】 URL | 管理人 #WCSj23LI[ 編集]
icoさん
こんばんわ。
私も当時は電話するだけのことが辛かったのを思い出しました。
その後、上司の計らいで、メールで連絡することでOKとなったため、大分気持ちが楽になりました。何気ないことが億劫になるって、なんかきついですよね。
【2007/08/16 00:32】 URL | Bulb #-[ 編集]
>mihiro様
泣かせてしまってごめんなさい・・・・
私も当時を思い出すと涙出ます。
電話しちゃえば終わりなのに、
発信ボタンを押すまでが大変で・・・・。

あの辛さから開放されたと思うと、
今は毎日がラクなのかもしれません。笑
【2007/08/16 00:10】 URL | 管理人 #WCSj23LI[ 編集]
読んでいて、自分を思い出して涙がでました。何度となく、掛けた会社への電話。その度に苦しくてコワくて…icoさんと同じ様に携帯とにらめっこしてたのを思い出します…。ツライ毎日を送ってました。最後は仕事自体出来なくなって、先輩に迷惑をかけました…つづき無理せずマイペースに書いてくださいね☆
【2007/08/15 23:57】 URL | mihiro #NJIafBxs[ 編集]
>rose様
こんばんは。
コメントどうもありがとうございます☆

たかが電話一本、数十秒なのに、
顔が見えるワケじゃないのに、
なんであんなに辛いんでしょうね・・・・。
休むんだったら電話するのは当たり前だろって自分で思うのに、
でもどうしてもなかなか掛けられなくて。
あの気持ちをご理解頂けて嬉しいです。

また頑張って続き書くので、
よろしくお願い致します☆
【2007/08/15 22:11】 URL | 管理人 #WCSj23LI[ 編集]
>蜩さま
こちらこそはじめまして。
ご訪問どうもありがとうございます。
蜩さんの娘さん、高校生なのにとても大人ですね。
でもそれって、蜩さんの育て方やご家族の環境がよかったからこそなのではないでしょうか。
「子は親の背中を見て育つ」と言うじゃないですか。
だから蜩さんもとても包容力のある方なのでは、と想像します。

病院には行かれましたか?
もしまだ行ってないようでしたら、早く受診された方がよいかと思います。
(脅すつもりは一切ありませんが)もしかしたら
脳腫瘍とか、ホルモンバランスが崩れてるとか、
他の病気の疑いもあるかもしれないですし。

色々大変なこともあるかと思いますが、
ゆっくりして、元に戻れることを祈っております。
【2007/08/15 22:06】 URL | 管理人 #WCSj23LI[ 編集]
こんばんわ、icoさん。

ブログ読ませていただいて泣きそうになりました。本当に辛かったんですね。
私もicoさんと同じ気持ちに何度もいや毎日なりました。会社に休む電話。その恐怖。時間になったら休む連絡をしなければいけない・・・。本当にicoさんの気持ちがわかって仕方ないです。
また続き読ませていただきます。
【2007/08/15 20:00】 URL | rose #n08XGfOg[ 編集]
はじめまして。icoさんのブログを読んでいたら、胸の中がキュンとして来ました。約1か月前の私だと…状況は違うのですが、私は自殺願望が強く出てしまい、毎日どうやって死のうかと考えてばかりでした。
ブログ上では女子高校生って事にしているのですが、実は43才の主婦なんです。架空の自分を作ることによって、本来の自分を忘れようとしています。
毎日が辛くて、1日中誰とも話もせず(家族以外。主人の前では平静を装っています)、大好きな読書もできず、おやすみ3秒と言われたほど寝付きの良かったのに何時間経っても眠れない。そんな日々が続いた時、「これが鬱なんだ」と自己診断を下しました。
それを救ってくれたのが高校生の娘でした。
何かするでもないのですが、icoさんのお母様のように、「いいんだよ」と認めてくれてました。人に認めてもらうってことがこんなに力になるとは思いませんでした。
今は何とか落ち着いています。でもちょっとしたことでぐうっとなる時があります。そんな時、無理しないで、違う事に気をそらさせるようにしてます。身内の存在は大きいです。私の母はもう亡くなったので。icoさんが羨ましいですよ。
長々と、くだらない話しをしてしまってごめんなさいね。まだ若いんだから、やり直しはいつでもできるよ。
【2007/08/15 16:49】 URL | 蜩 #-[ 編集]
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うつ日和。


「うつ病、パニック発作」から脱却。日々のことや旅のことなど徒然に・・・

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ico

Author: ico
age:33
大学時代はバックパッカー。卒業後海外留学。
日本へ帰国後、半年程の"留学ニート"を経て就職。
ところが働き始めて2ヶ月が経った頃、鬱病と診断されました・・・
パニック発作も起こしつつ、なんとか2ヶ月耐えて働くも、ついに休職。
そして追い出され退職。
周囲の協力の下、なんとか這い上がったはずなのに、気付けばオーバー30、フリーター。
歳は崖っぷち、人生は壁だらけの四面楚歌・・・
でもね、悲観はしてない。
没关系,慢慢儿走!


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