スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告
溢れたコップ  17
(これまでの話は、カテゴリー「うつ発症から退職までのハナシ」をお読み下さい)




毎日見る夢があまりに現実的で、起きても疲れが抜けない日々が続いていた。
もちろん一番は会社の夢。
「ico君がいないからこの仕事が出来なかった」
そう皆から白い目で見られたり、仕事でミスをする夢。
あとは、
伯母の家の夢、元カレの夢、友達の夢、自分自身の夢・・・などなど。

目が覚めて、夢だったのか現実だったのかわからなくて、
毎日、目覚めるたびに慌てふためいて、またうんざりしていた。



毎日毎日、両親は優しかった。
父はビデオを借りてきてくれたり、アイスを買ってきてくれたり。
母は、時々泣いて話す私をなだめ、ちゃんと話を聞いてくれた。

だから私は、せめてもの出来ることをと思い、
調子がいいときは、犬の散歩に出かけたり、
食器洗いや、お風呂を洗い、簡単な掃除などをしていた。


会社の1年先輩、Kちゃんが心配して電話をくれたり、
ケータイでメールしたり。
とても心配してくれて、嬉しかった。
会社の内情をわかってるからこそ話せることもあるし。
私がいないと、
Kちゃんは若い女の子一人で可哀想だな、申し訳ないなぁなんて思ってた。
(Kちゃんとは部署が違ったのだけど)


それなのに。
かと思えば、一日部屋に引きこもって、泣いてる日もあった。

波があって、どうしようもなかった。


溢れたコップは、やはり半月ではどうにもならなくて、
「簡単に治る」気がしていた私は、ショックを受けていた。




それでも「週に1回メール」メールはしなきゃならなくて、
どうしようと悩んでいるうちに、
Oサマからメールが来た。

 「体調はどうですか?
  ゆっくり休養できていますか?
  連絡がないので心配しています。
  来週でも様子を知らせてください。」


当然の話だ。
自分の部下が休職していて、「週に1回メール」すると約束したのに、
メールが来なければ心配になるのはごくごく当たり前。
それは私の働かない頭でもわかる。
でもメールをするのさえ辛いのだ・・・・
まさか、「メールするのも辛いんです」なんて言えるわけあるまい。


無視するわけになんていかない。
なんとか頭をひねってメールを書いた。

 「御連絡遅くなりまして申し訳ありません。
  お陰様で前回お会いした時より調子も良くなり元気になってきました。
  どうしても外に出られない日もありますが、
  犬の散歩に行ったり、母の買い物に付き合ったり、
  極力外に出るようにしています。

  今週は病院に行かなければならないので東京に戻ります。
  恐らく週後半になるかと思いますが、会社に行くつもりです。
  ただ、本当に申し訳ないのですが、
  朝の混んでる電車に乗る自信がありません。
  様子を見つつ、午後から出勤させて頂ければと思っています。

  ご迷惑をお掛けしてばかりで申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。」


元気になってる・・・のか?
そんなのわからない。
やっぱり、出勤できる自信もない。
でもこう書くしかないと思った。
だって、「仕事はしたい」と思い続けていたから。
自宅で、実家で仕事ができたらどんなにラクだろうと思った。
それに、自分のケツを叩いて会社に行かないと、
このまま永遠に行けなくなってしまいそうな気がしていたから。




それでも。
もう、全てどうでもよくなりつつあった。
会社に復帰する自信もなかった。

会社に行くのが辛い、電話するのも辛い、メールさえ辛い。
もう、「会社のことを考える」ことから開放されたかった。
私を取り巻く全てのマイナス思考になるものから逃げ出したかった。


(続く)
スポンサーサイト

テーマ:うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル:心と身体

【2007/09/26 04:30】 | ウツ発症~退職までの話 | トラックバック(0) | コメント(6)
<<溢れたコップ  18 | ホーム | 溢れたコップ  16>>
コメント
>石川様
こんばんは。
こちらこそはじめまして。
コメント頂き、どうもありがとうございます。

薬は病気を完治させるものでは無いと私も思ってます。
あくまで補助というか、抑制というか、治す方向へ持っていくものだと思ってます。
仰るように結局は人の力が重要なのだと思います。
(鬱の原因も人にあるというところが皮肉ですね。苦笑)
周囲の支えと、
そして自分自身の力も必要なのでは、と思ってます。
【2007/09/27 03:16】 URL | 管理人 #WCSj23LI[ 編集]
>tomo様
こんばんは。
辛い時期のことを思い出させてしまってすみません・・・
私自身も思い出して辛くなることが多々あるので。苦笑

思い返すと、「あーーあの時は本当に鬱だったな」という時が何度かあります。
ということは、やっぱり少しずつ良くなっていってるのでしょうね。
だから大丈夫☆
少しずつでもちゃんと回復してるってことですよ☆
前向きにいきましょ。
【2007/09/27 03:09】 URL | 管理人 #WCSj23LI[ 編集]
icoさんこんばんわ。
はじめまして、石川と申します。
自分もウツ、や不眠に苦しんで、パキシル、ジェイゾロフト、レンドルミンと抗鬱剤や睡眠導入剤を多用して何とか生きています。
でも、そんなのは一時しのぎ、
結局人の心を支えるのは人の心なんですね。
それに気がついたときには周りには誰もいなかったりして。。
【2007/09/27 00:22】 URL | 石川豚木 #-[ 編集]
こんばんわー。
なんかicoさんの記事読んでて、自分の病状の極期を改めて思い出してみると、本当にすべての物が受け入れられなくなっていましたね。
もう考える余地も無くなってしまったというか、酒びたりにもなって、部屋の明かりもつけず、テレビなどもつけず、ただひたすら「鬱」でした。

でもある日なんかプツンと来て、「あ、もういいわ。もう無理。」って言う気持ちになって、自分の固執していたものを全て手放しましたね。
あれ以来少しずつ落ち着いてきました。
Bulbさんも今は辛い時期でしょうが、その先には落ち着く時が来ますから、焦らずに。
駄目じゃない人間なんていないですから、世の中。
【2007/09/26 20:01】 URL | tomo #-[ 編集]
>BUlbさん
おはよございます。
コメントどうもありがとうございます☆

私にとって、これはもう過去の話ですが、
Bulbさんにとっては現在の話ですもんね・・・・辛いですよね。
心中お察しします。

駄目人間・・・・・私も時々自分がそう思えることがあります。
でも。今は病気なんです。そういう病気なんです。
病気だから、まずは治すことが先決なんです。
【2007/09/26 14:57】 URL | 管理人 #WCSj23LI[ 編集]
icoさん
おはようございます。
私もまったくの同感です。
このまま会社に行けなくなってしまうのではないか。という不安が時々頭をよぎります。
何ですかね。もう、自分が駄目人間に思えて仕方がないです。。。
【2007/09/26 11:27】 URL | Bulb #-[ 編集]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://utsubiyori.blog109.fc2.com/tb.php/74-57f7b087
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
うつ日和。


「うつ病、パニック発作」から脱却。日々のことや旅のことなど徒然に・・・

profile

ico

Author: ico
age:33
大学時代はバックパッカー。卒業後海外留学。
日本へ帰国後、半年程の"留学ニート"を経て就職。
ところが働き始めて2ヶ月が経った頃、鬱病と診断されました・・・
パニック発作も起こしつつ、なんとか2ヶ月耐えて働くも、ついに休職。
そして追い出され退職。
周囲の協力の下、なんとか這い上がったはずなのに、気付けばオーバー30、フリーター。
歳は崖っぷち、人生は壁だらけの四面楚歌・・・
でもね、悲観はしてない。
没关系,慢慢儿走!


*お願い*
管理人のココロの健康の為、誹謗・中傷等はご遠慮願います。また当ブログの記事・写真等の無断転載、転用を禁止します。リンクもご連絡頂いた上でお願い致します。


ご訪問どうもありがとうございます☆ お気軽にコメント&メールを頂けると嬉しいです。
さらに ↓ のブログランキングをクリックして頂けると、より一層管理人が喜びます。(笑)

blog ranking

ブログランキングに参加中!皆様のクリックが励みです。1日1クリックお願いします☆

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
FC2ブログランキング
rankingバナー

ご協力ありがとうございます!

recent articles

recent comments

archive

category

with photographs

写真と共に載せた記事です。カテゴリー「写真」には入れていません。写真を見たい方は、こちらからもどうぞ。

・the taj mahal (India)
・麦わら帽子 (Guatemala)
・純真 (Honduras)
・ダージリンの夜明け (India)
・秋葉原の夜 (Tokyo)
・歓喜 (India)
・Marlboro man (Honduras)
・お昼寝 (Mexico)
・標識 (Canada)
・チチカカ湖 (Peru)
・アンデスの母子 (Bolivia)
・菜の花畑 (China)
・夕暮れのグアナファト (Mexico)
・姉弟 (Peru)
・車窓から (Chile)
・Budda (Nepal)
・Stand by me (Bolivia)
・廃線 (Bolivia)
・弟 (Peru)
・お爺さんとドーナツ (Mexico)
・小休息 (China)
・古代インカの壁 (Peru)
・並び雲 (Bolivia)
・ステンドグラス (Spain)
・父子 (India)
・お母さん (Mexico)
・アマンタニ島から (Peru)
・母なる河、ガンガー (India)
・夕暮れのグァナファト (Mexico)
・リスボンの大通り (Portogal)
・冬のナイアガラ (Canada)
・リスボンの夕暮れ (Portogal)
・コパカバーナ (Bolivia)
・ジェロニモス修道院 (Portogal)
・乗馬 (Peru)
・メキシコの車窓から (Mexico)

注 : タイトルは記事タイトルではなく、写真のタイトルです。

counter

since 2007.8.28

RSS-feed

links

このブログをリンクに追加する

 

search in the blog

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。