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溢れたコップ  18
(これまでの話は、カテゴリー「うつ発症から退職までのハナシ」をお読み下さい)




会社を休み始めてちょうど1ヶ月が過ぎた頃。
薬が無くなる為、病院に行かなければならず、東京に戻った。

そして、会社にも行かなきゃと思った。
提出した診断書には「1ヶ月程度の休養を要する」と書いてあったワケだし、
ここらで一度でも顔を出さないと、
永遠に行くことができなくなりそうだったから。
(ちなみに診断書は、自分の意志で提出しました。
 会社から提出するように言われたわけではありません。)



ある木曜日。
「会社に行かなきゃ」と思ったけど、
どうしても、どう頑張ってもダメだった。

「今日は木曜日。明日もあるから。大丈夫。」

そう自分に言い聞かせて、なんとか病院にだけは行くことにした。

病院では、
「眠れない」という私の訴えに対して、
レスリンが追加された。


診察が終わりビルを出ると、外は雨だった。
傘を差して、薬局に行き、某デパートにちょっとだけ寄って、
母親に頼まれた買い物をして。

なんだか濡れて帰るのもいいような気がして、
傘を差して、のんびり歩いて家に帰った。
木の葉のニオイが一段と際だっていた。


家に荷物を置いて、ブラっと兄の元へと出かけた。
そして珍しく、久々に兄と二人だけで呑んだ。
近所のバーに出かけ、かなり呑んだ。

うつになってからというもの、極力お酒は控えているので、
こんなに呑むのは久しぶりだった。
すごく楽しかった。


そして金曜日。
会社に行こうと、9時半に起きた。
(最初から定時に行く気はナシ)
幸いにも、二日酔いは無かった。



でも・・・・

動けない。
吐き気が収まらない。
行き先が「会社」だと、どうにもならない。

ボーっとしながら、涙だけが出てくる。
情けなさなのか、悔しさなのか、申し訳なさなのか、
もう涙の意味さえわからなかった。
でも、それでも「仕事はしたい」という気持ちがあるから変なもんだと思った。

そして体が痒くて痒くてどうしようもなかった。
皮膚描画症がひどく出ていた。


「お昼から行こう」
そう思ってたのに、テレビで「いいとも」が始まり・・・
そのまま昼ドラになり・・・

何もしないでただ刻一刻と時間が過ぎていった。


夕方近くまで考え倦ね、
「あぁ・・・・今日はもう無理だ」という結論に達し、
結局、電話をすることにした。
メールより、電話の方が気持ちが伝わる気がしたから。

電話をすることは、ものすごく勇気がいるし、辛い。本当に大変。
でもこれは、今の私にできる、せめてもの償いだと思った。


いつもの如く手に汗握り、口から心臓が飛び出しそうなほど緊張して、バクバクして、
しばらく電話とにらめっこをした後、発信ボタンを押した。
電話をすると、Oサマはいなくて、代わりにMさんと話をした。

 通院のため、東京にいること。
 今日は会社に行こうと思ってたけど、
 皮膚描画症と吐き気が収まらず、行けそうにないこと。
 今までの、そして今日のお詫び。

そんなことを話した。


Mさんは優しく、
 
 「Oには電話があったこと伝えておくから。
  お前、考えすぎずにちゃんと休めよ。
  いいか、おいしいもの食って、ゆっくりするんだぞ。」

そんなことを言ってくれた。

ごめんなさい、申し訳ありませんと謝る私に、
 
 「そんなのどうでもいいんだ」

って言ってくれた。


 「それにな、お前、家にこもってばかりだと太っちゃうぞ。笑」

 「いやーーそうなんですよ。メタボ予備軍ですよ。笑」

 「そうだろそうだろ~。笑
  だからたまには会社に顔出せよ。
  今後はどうするつもりなんだ?実家にいるのか?東京にいるのか?」

 「実家に戻ります。
  でも実家から会社まで2時間位だから・・・
  大丈夫そうな時に行けたらと思ってます。」

 「2時間って。笑
  お前なー。普通は、1時間位なら、とかそういうもんだぞ。
  でもわかった。
  えいやって電車に乗っちゃえばいい話だもんな。
  途中で調子が悪くなったら、そのまま引き返せばいいんだし。」



そんな話をして電話を切って、
 「あぁ・・・電話してよかったな」
そう思った。
少しだけ、肩の荷が下りた気がした。


そして翌日には、いつもの荷物に加え、
スーツを1セット、カットソーとストッキングとパンプスを持って
また実家に戻った。
会社に行けそうな時、いつでも実家から出勤できるように。


Mさんのお陰か、
今までより、会社に行くことに対して
ほんの少しだけ、気持ちが前向きになった私がいた。


(続く)
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テーマ:うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル:心と身体

【2007/09/30 03:07】 | ウツ発症~退職までの話 | トラックバック(0) | コメント(6)
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コメント
>tomo様
こんばんはー
私は今日は、寒さを理由に布団にくるまってました・・・
そしてついつい昼寝。笑
私なんて毎日が休日ですよー。
でも「休むこと」「病気を治すこと」が仕事だと思ってあきらめてます。

会社の方々はみんな優しくて、本当に救われました。
でもtomoさんの仰るように自責を助長してしまったのも事実ですね・・・
ホント、難しいものです。
【2007/09/30 23:20】 URL | 管理人 #WCSj23LI[ 編集]
こんばんわicoさん。
理解あるというか、優しい上司が居てくれたただけでも救いでしたね。
でも逆にその優しさが、余計に自責を助長してしまう事もあるんですよね。。。

今日は僕も気分のシャキっとしない一日だったので、F1観て夕寝してました。
なんか休日あってもやること無いんで、休みがあるのも良いのか悪いのか難しいところです。(笑)
【2007/09/30 18:20】 URL | tomo #-[ 編集]
>Bulb様
こんにちは。
見事にきちゃいましたか・・・・反動。
でも今日は雨だし、寒いし、ゆっくり「眠り日」を堪能してください。
休養が一番の薬ですから。

人を助けるのも人。
人を傷つけるのも人。
私は今、自分を傷つけることがなさそうな人とだけ
お付き合いをさせて頂いています。
今だけ、ね。
【2007/09/30 14:37】 URL | 管理人 #WCSj23LI[ 編集]
>あおい様
こんにちは。
こちらこそはじめまして。
コメント頂き、どうもありがとうございます。

繊細・・・・なんですかね。
最近自分で自分がよくわからないんですよ。苦笑
お互い辛い時もあるかと思いますが、ゆっくりいきましょ。
私もあおいさんのブログ拝見させて頂きますね。
こちらこそよろしくお願いいたします。
【2007/09/30 14:33】 URL | 管理人 #WCSj23LI[ 編集]
icoさん
おはようございます。
見事に反動がきて、最悪な感じです(苦笑)
多分、今日は、久々の「寝る日」になりそうです。
人の言葉って影響力ありますよね。
言葉に限らず、人の声の温かさと言うか。
昨日、私ももう駄目だぁ…orz
って思ってるときに助けてもらいました。
これからも、人との繋がりだけは大切にしていきたいと思います。
【2007/09/30 07:24】 URL | Bulb #-[ 編集]
はじめまして。あおいといいます。
icoさんのブログ読ませてもらっています。
すごく繊細な方なんだなぁ・・と思いながら。

私もうつ病です。
これからもちょくちょくお邪魔します。
どうぞよろしくお願いします。
【2007/09/30 06:00】 URL | あおい #-[ 編集]
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うつ日和。


「うつ病、パニック発作」から脱却。日々のことや旅のことなど徒然に・・・

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ico

Author: ico
age:33
大学時代はバックパッカー。卒業後海外留学。
日本へ帰国後、半年程の"留学ニート"を経て就職。
ところが働き始めて2ヶ月が経った頃、鬱病と診断されました・・・
パニック発作も起こしつつ、なんとか2ヶ月耐えて働くも、ついに休職。
そして追い出され退職。
周囲の協力の下、なんとか這い上がったはずなのに、気付けばオーバー30、フリーター。
歳は崖っぷち、人生は壁だらけの四面楚歌・・・
でもね、悲観はしてない。
没关系,慢慢儿走!


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